支援

海外供給網の多元化に最大15億円:ジェトロ

2023年 3月 9日

経済産業省と日本貿易振興機構(ジェトロ)は、「海外サプライチェーン多元化支援事業」の第7回公募(設備導入補助型)を始めた。コロナ禍に伴いサプライチェーン(供給網)の脆弱性が顕在化したことから、特にアジア地域での生産の多元化によってサプライチェーンを強靭化するのが目的。補助上限額は15億円で、補助率は3分の2以内(大企業は2分の1以内、金額に応じて段階的に低減)。公募期間は4月14日まで。

補助対象事業は(1)ASEAN(東南アジア諸国連合)の事業実施法人(海外子会社または海外孫会社)による事業計画(2)導入する設備により製造する製品・部素材がサプライチェーンの途絶によるリスクが大きい重要なもの(3)導入する設備により製造する製品・部素材が日本での海外生産割合が50%以上であり、かつ一国への集中度が15%以上—などが要件。具体的な品目として、半導体関連、自動車・航空機関連部品、機能性素材、金属部素材、定置用蓄電池、ワクチン用注射針、医療用ゴム手袋などを例示している。

詳しくは経産省とジェトロのホームページへ。