イベント

金型・金属加工展示会 本格的なリアル開催に商談にぎわう

2023年 4月 14日

中小企業も多数出展 熱心に自社製品をアピール
中小企業も多数出展 熱心に自社製品をアピール

金型や金属・樹脂加工に関する最新技術を展示する「INTERMOLD2023/金型展 2023」(主催:一般社団法人日本金型工業会)、「金属プレス加工技術展 2023」(主催:一般社団法人日本金属プレス工業協会)が、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されている。金型や金属プレス加工の中小企業も多数出展し、自社技術のアピールに全力で取り組んでいる。開催は15日まで。

AIで金属表面の微細なキズを検出する検査システムを展示した株式会社高井精器(神奈川県藤沢市)の担当者は、「コロナ禍でお客様と直接交流する機会が少なかったが、会場で困っていることをうかがったり、製品を紹介することができてありがたい」と手ごたえを感じている。クラウドで工程管理をするアプリケーションを展示する、ものレボ株式会社(京都市中京区)の担当者は、「お客様のDXへの取組がこれまでより向上していることを実感した」と新たな開発のヒントを得たという。

空飛ぶクルマの展示には高い関心が寄せられた
空飛ぶクルマの展示には高い関心が寄せられた

また、会場には次世代の有力な移動手段といわれる「空飛ぶクルマ」の実機が展示され、高い関心を集めている。展示を担当した株式会社AirX(東京都千代田区)は空の交通の最適化を目指して創業したベンチャー企業。現在は自治体や民間企業と連携して、ヘリコプターチャーター便を運航するなど、地方の課題解決に取り組んでいる。今回展示した空飛ぶクルマは中国製で、操縦者がいないオートパイロットによる運航を想定している。担当者は「認可を得るには高いハードルがあるが、商用化させたい」と意気込みを語った。

詳しくは同展示会のウエブサイトへ。