支援

M&A後のPMI実証事業の参加企業を募集:中小企業庁

2023年 9月 13日

中小企業庁は、M&A(企業の合併・買収)による事業承継を円滑に進めるうえで重要な経営・事業の統合作業(PMI)や、その支援のあり方に関する実証事業を実施する。実証事業に参加し、支援機関から一定の支援を受けてPMIに取り組む「譲り受け側」企業を募集している。

PMIを実施した企業は、M&Aの満足度が高い傾向にあり、M&Aの成功の大きなカギを握っている。中小企業庁では、中小企業におけるPMIの「型」として「中小PMIガイドライン」を策定しており、実証事業では、ガイドラインに沿ったPMIを実施し、有効性などを実証する。

実証事業は、事業規模に応じて、「小規模案件」「中・大規模案件」に分かれており、小規模案件は「譲渡企業の直近の年間売上高がおおむね3000万円から3億円程度」、大規模案件は「譲渡企業の年間売上高が約 3 億円以上、または、譲渡価格が約 5000 万円以上」を対象としている。実証事業に参加すると、支援機関から一定の支援を受けて、PMIに取り組むことができる。

募集期限は、小規模案件が12月1日まで。中・大規模案件は、支援機関と一緒に応募する合同応募が10月31日まで、単独応募が9月29日まで。受け付けた応募から順次、審査・採択を実施し、採択予定件数に達した場合、募集を終了する。

詳しくは、中小企業庁のホームページへ。