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優良事例を選定「DXセレクション2024」公表:経産省

2024年 3月 25日

DXセレクション2024のグランプリを受賞した浜松倉庫の中山彰人社長

経済産業省は中堅・中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)のモデルケースとなる優良事例を選定する「DXセレクション2024」の選定企業32社を公表した。最も優秀な取り組みを表彰するグランプリには、倉庫業・運送業などを手掛ける浜松市中央区の浜松倉庫株式会社が選ばれた。

「DXセレクション」は、DXのモデルケースとなる中堅・中小企業の取り組みを発掘・選定し、公表することで、まだ取り組んでいない中堅・中小企業や今後、取り組もうとする中堅・中小企業の参考にしてもらおうと実施されている。今年度から「地方版IoT推進ラボ」のほか、地方自治体や経済団体、支援機関などから幅広く推薦を受け付けた。推薦企業の経営ビジョンやビジネスモデル、成果や成果指標などを審査し、32社を選定した。

グランプリに選ばれた浜松倉庫は、2015年から若手管理職を中心としたDXプロジェクトをスタート。ボトムアップ、社員の意識改革、サプライチェーン全体を見通した業務改革を実施。基幹システムの刷新によって、生産性を30%向上させたほか、従業員の業務改善能力の向上につなげた。

3月19日に経産省で開催された表彰式で、中山彰人社長は「DXを進めるのにあたっては『X』が重要で、『D』はあくまで手段という考え方で取り組んだ。変革にあたっては、全社一丸となって取り組んだので従業員全員に感謝したい」と述べた。

準グランプリの受賞企業は以下の通り。
・株式会社リノメタル(金属加工業、埼玉県八潮市)
・株式会社トーシンパートナーズホールディングス(不動産業、東京都武蔵野市)
・株式会社西原商事ホールディングス(廃棄物処理業、北九州市八幡西区)
・山口産業株式会社(製造業、佐賀県多久市)

詳しくは、経産省のホームページへ。