調査

個人消費の伸び悩みが続き11月の業況DIは▲16.3と横ばい圏:日本商工会議所

2024年 12月 6日

日本商工会議所がまとめた11月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、全産業合計の業況DI(好転と回答した割合から悪化と答えた割合を差し引いた値)は▲16.3と前月から0.9ポイント改善した。個人消費の伸び悩み続き、横ばい圏内で推移している。

業種別の業況DIはサービス業が▲8.5と前月比1.6ポイント悪化した。消費者の節約志向が続く中、電気代等のコスト増が重荷で悪化した。小売業は▲23.2で同0.9ポイント改善した。ただ、買い控えの影響が根強く、力強さを欠いている。製造業は▲20.4と同1.6ポイント改善した。堅調な自動車関係や鉄鋼関係を中心に改善した。

先行き見通しDIは▲14.6と今月比1.7ポイント改善する見込み。冬の賞与増加やクリスマス・忘新年会需要などの年末年始商戦による売上拡大や、経済対策による電気・ガス代等の補助や給付等、政府の後押しも期待され、先行きは若干の上向き基調が見込まれる。

詳細は日本商工会議所のホームページまで。

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