第6回「アトツギ甲子園」決勝大会 経済産業大臣賞はモールドモデル・佐藤氏
決勝大会終了後、記念撮影するファイナリスト
経済産業省は2月27日、国の中小企業の後継者・後継者候補が既存の経営資源を生かした新規事業のアイデアを競う、ピッチイベント第6回「アトツギ甲子園」の決勝大会を東京・大手町の大手町三井ホールで開催した。最優秀賞である経済産業大臣賞は、有限会社モールドモデル(山梨県都留市)の佐藤賢氏が受賞した。中小企業庁長官賞は、株式会社日本バイオテック(沖縄県糸満市)の外間椿氏が選ばれた。
決勝大会には、「九州・沖縄」「中国・四国」「近畿」「中部」「関東」「北海道・東北」の6ブロックで開催された地方大会を勝ち抜いた18人のファイナリストが登壇した。自らの経営資源を活用したビジネスプランを4分間の持ち時間の中でアピール。事業新規性や実現可能性、社会性などが審査された。
経済産業大臣賞を受賞したモールドモデルの佐藤氏は、「産廃で技術と食を守る 鋳造屋の世界初への挑戦」と題したビジネスプランを発表した。モールドモデルでは、石膏を型に用いた石膏鋳造という技術で金属製品を生産。大量に排出される廃石膏の処理が課題となっていた。その解決策として、ブドウの高温障害を防ぐ効果があるカルシウム液体肥料を廃石膏から作り出す技術を確立。この技術を業界全体に広げ、循環型の地域創生モデルの構築を目指すビジネスプランを披露した。
経済産業大臣賞を受賞したモールドモデルの佐藤賢氏(中央)
中小企業庁長官賞を受賞した日本バイオテックの外間氏は高校2年生。海ブドウの陸上養殖の事業を展開する母の会社の後継を決意した。規格外の海ブドウに含まれる天然素材の海藻化粧品原料を取り出す技術開発に成功し、需要が高いフランス市場に展開するビジネスプランを発表した。外間氏は、イベントのゴールドスポンサーから贈られる企業特別賞と、イベント観覧者の投票で最も評価の高かったピッチに贈られるオーディエンス賞も併せて受賞した。
中小企業庁長官賞を受賞した日本バイオテックの外間椿氏(右)
経済産業大臣賞を受賞した佐藤氏は「今回が3回目の挑戦。アトツギアンバサダーも務めている。県内でアトツギ甲子園の活動を支援する方々が増え、多くの方が応援にきてくれた。優勝するしかないと臨んだ。このような賞をもらえてうれしい。支援していただいた方に感謝している」と喜びを語った。
詳しくは、経済産業省のホームページへ。