調査
年末需要の下支えで12月の業況DIは▲14.4に改善:日本商工会議所
2025年 1月 8日
日本商工会議所がまとめた2024年12月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、全産業合計の業況DI(好転と回答した割合から悪化と答えた割合を差し引いた値)は▲14.4と前月から1.9ポイント改善した。年末需要の恩恵を受ける飲食店や百貨店が好調で全体をけん引した。
業種別の業況DIはサービス業が▲3.4と前月比5.1ポイント改善した。飲食店やインバウンド・国内観光需要が堅調な宿泊業を中心に改善した。小売業も▲20.2で同3ポイント改善した。建設業も▲11.3と同1.3ポイント改善した。公共工事が下支えした。一方、製造業は▲21.4と同1ポイント悪化した。自動車関連が伸び悩んだ。
先行き見通しDIは▲17.1と今月比2.7ポイント悪化する見込み。冬の賞与増加で個人消費拡大が期待できるものの、燃料油価格激変緩和補助金の縮小等に伴うコスト増が懸念され、先行きは厳しい見方をしている。
詳細は日本商工会議所のホームページまで。