SDGs 支援者向けQ&A集

SDGsを検討する上で、経済、環境、社会のバランスについて教えてください。

2024年3月15日

回答

SDGsが登場するよりも遥かに前から、企業の持続性のためにはこの経済・環境・社会のバランスをとって経営や事業を進めていくことが大切であると考えられています。自社の経済性の一つには収益性が含まれており、自社が稼ぐことも持続可能性を満たす要素の一つとなります。
各要素については、以下のように考えるのがよいです。

【経済】
中小企業の場合、地域の雇用の守り手、地域経済の支え手として、存在自体が「経済」貢献につながっています。
安定利益や一定の付加価値を確保し、一定水準の賃金を支給できている、着実な採用、設備投資ができている点もポイントです。

【環境】
環境面では、地域の環境に貢献できているかどうか。例えば、騒音、悪臭を出さないように配慮し、廃棄物削減に取り組んでいるか、さらにCO₂排出量削減など、脱炭素化の取組に貢献できているかを意識しましょう。その上で、環境貢献型の商品・サービスを展開できているかもポイントです。

【社会】
社会面では、まずは自社従業員の働き方改革、働きやすい職場づくりを実現できているか、特に長時間労働対策、ハラスメント対策、メンタルヘルス対策が十分できているかを意識しましょう。
その上で、中高生の実習受け入れ、地域学校への出前授業、地域のイベントへの協賛・社員参加など地域貢献の取組ができているか、社会課題解決型の商品・サービスを展開できているかどうかもポイントです。