SDGs 支援者向けQ&A集

SDGsに関して、他社とのコミュニケーションを実現していくための良い方法を教えてください。

2024年3月15日

回答

SDGsの基本理念(注1)を踏まえた上で、大切にしたいステークホルダー、ありたい姿を意識した上で、未来への目指すべき方向性を明確に打ち出すことで、大手企業や大学、行政、さまざまな団体との連携が広がる可能性があります。
地域貢献、社会貢献、環境改善を意識した商品・サービス開発により、自社への根強いファン、自社商品・サービスのファンを生み出す方向につながり、未来の得意先を獲得できる可能性も高まります。

【各種連携について】
・大切にしたいステークホルダーやありたい姿を明確化する中で、取引先大手企業、サプライヤー、顧客、消費者、地域、大学、行政などとの連携を模索してみましょう。

・大胆な目標であるほど、着目されやすくなります。たとえば、社員20名弱の小規模製造事業者で自社だけでは達成が難しい画期的な目標を掲げたところ、大学、大手企業などから連携申し入れが相次ぎ、自治体のモデルケースとして市長が政府審議会で発表するに至ったケースもあります。

・国連グローバル・コンパクトに賛同・署名した上で、「グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン」に参加するのも、1つの方法です。参加すると、内部に多数ある各種分科会に参加でき、地域や業種業態を問わず先進企業を含む多くの企業とテーマ別のコミュニケーションをはかることが可能になります。


(注1)をSDGsの基本理念:中小企業に求められるSDGsとは、事業そのものによる社会課題の解決への取組です。利益を上げられる持続可能な事業運営(経営)が前提となり、SDGsを身近なものとして認識し、企業の発展のために経営に活用すべきものとして考え取り組むことが必要です。

参考資料: