市場調査データ

オーベルジュ

オーベルジュとは、主に郊外などの宿泊施設付きレストランを指す。旅行と美食の両方を体験できるオーベルジュは、カップルや中高年齢層を中心に人気が高まってきている。以下では、オーベルジュについて、消費者の利用状況や利用意向を、アンケート調査結果を基に探っていく。

1. 現在の利用状況

現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で4%、男性5%、女性3%であり、現状では利用率はまだ低いと言える(表1、図1)。

年代別・性別でみて比較的利用率が高いのは、20代男性(11%)、40代女性(7%)、30代男性(6%)などである。

表1 現在の利用状況

表1 現在の利用状況

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図1 現在の利用状況

図1 現在の利用状況

利用頻度に関しては、利用者層の中で比較すると、20代~30代男性で高い(図2)。利用者層全体でみると、「年に1回以下」という頻度が全体の54%となっており過半を占めている。

図2 利用頻度(「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

図2 利用頻度(「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

1回あたりの利用金額に関しては、利用者層全体でみると、「10,000円~30,000円未満」での利用が48%と最も多い(図3)。ただ、40代~50代女性の利用者の中には、1回に3万円以上を使う人たちも20%以上存在している。

図3 1回あたりの利用金額(「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

図3 1回あたりの利用金額(「利用したことがない」「不明」回答者を除く)

2. 今後の利用意向

今後「ぜひ利用したい」と「どちらかといえば利用したい(まあ利用したい)」を合わせた比率(積極的利用意向)は、全体で25%、男性18%、女性32%であり、女性の利用意向が高い(表2、図4)。

一方、オーベルジュの利用に否定的な意向を持たない人の比率(消極的利用意向を持つ人の比率)は、全体で48%、男性39%、女性56%であり、男女ともに比較的高い数値になっている。

年代別・性別にみると、積極的利用意向、消極的利用意向ともに、30代以上の女性で利用意向が高いという傾向が見られる。

表2 今後の利用意向

表2 今後の利用意向

(注:小数点未満を四捨五入しているため、表中の数値の合計は必ずしも合計該当欄の値に一致しない。)

図4 今後の利用意向

図4 今後の利用意向

積極的利用意向から実際の利用率を除いた潜在需要(積極的潜在需要)は、30代以降の幅広い女性の層に多く存在している(図5)。男性においても、40代~50代の、いわゆる働き盛りの年代に比較的多く存在していると考えられる。

オーベルジュの利用に否定的な意向を持たない層を加味した潜在需要(消極的潜在需要)も、総じて女性の間で高く、全ての年代の女性で50%前後の潜在需要が存在していると考えられる。男性においても40代において高い消極的潜在需要が存在している。

現在は、未だ広く普及するには至っていないオーベルジュであるが、女性を中心に、そして、40代~50代の男性も加えてターゲットとして、告知活動を継続していけば、新たな需要を開拓することが出来、今後の販売促進においては有効であると考えられる。

図5 潜在需要

図5 潜在需要

(本シリーズのレポートは作成時時点における情報を元に作成した一般的な内容のものです。個別の施策等を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)

調査概要

調査期間:

2017年1月13日~1月26日

調査対象:

国内在住の20代~60代男女(有効回答数:1,000人)

調査方法:

インターネットによるアンケート調査

最終内容確認日2017年1月