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DXセレクション2025 グランプリに後藤組を選定:経済産業省
2025年 3月 27日

経済産業省は中堅・中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)のモデルケースとなる優良事例を選定する「DXセレクション2025」の選定企業15社を公表した。最も優秀な取り組みと認定したグランプリには、建設業として現場から経営層までが参加する「全員DX」を推進した後藤組(山形県米沢市)が選ばれた。
DXセレクションとは、デジタルガバナンス・コードに沿った取り組みを通じてDXで成果を残している、中堅・中小企業等のモデルケースとなる優良事例を選定するもの。優良事例の選定・公表を通じて、地域内や業種内での横展開を図り、中堅・中小企業等におけるDX推進及び各地域でのDXの活性化を目的としている。
グランプリに選ばれた後藤組は、現場から経営層までが参加する「全員DX」を推進。専任のDXチームが技術面で支援し、現場社員自身がノーコードツールを活用して業務アプリを作成することで業務を効率化し、労働時間の短縮やコスト削減効果を生み出し、新卒者の定着率も向上したことが評価された。
準グランプリには
株式会社近藤商会(北海道)
株式会社ヒバラコーポレーション(茨城県)
株式会社コプロス(山口県)
の3社が選定された。
また、経産省は「DXの進め方」や「DXの成功のポイント」について取りまとめた「中堅・中小企業等向けDX推進の手引き2025」を作成した。「DXセレクション2025」に選定された企業の取り組みも交えて、特に中堅・中小企業等の経営者が実際にデジタルガバナンス・コードに沿って自社のDXを推進する際に参考となる「DXの進め方」や「DXの成功のポイント」をまとめた。
詳細は経済産業省のホームページまで。