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中小規模の製造事業者向けに工場のセキュリティ確保の解説書を作成:経済産業省

2025年 4月 14日

工場セキュリティの重要性と始め方

経済産業省は、中小規模の製造事業者の経営層や、工場のセキュリティ担当者を対象に、経産省が策定した「工場システムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン」の解説書『工場セキュリティの重要性と始め方』を作成した。

工場のIoT化等に伴うサイバー攻撃のリスクが増加しており、特に、取引先まで被害が波及するなど、サプライチェーンを介したサイバー攻撃のリスクが高まっており、工場の規模を問わず、すべての企業がセキュリティ対策を求められている。経産省は、令和4年に工場システムのセキュリティ対策を実施する上で参考となるような考え方やステップを示した「工場システムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン」を策定し、企業に対策を促している。

今回作成した解説書は、同ガイドラインについて、初心者でも工場セキュリティの重要性や取組の始め方を理解できるように、具体的な事例や手順を紹介している。例えば、工場を有する中小規模の製造事業者の経営層を想定読者とし、工場がサイバー攻撃を受けたときの影響やサイバー攻撃による工場の被害事例を紹介し、コストをかけなくても実施できるセキュリティ対策について解説している。また、生産関係部門の工場セキュリティ担当者やIT関係部門における工場セキュリティ担当者を想定読者とした、工場セキュリティを検討する際の重要な考え方と、具体的な手順に沿った対策の実施例についても紹介している。

詳細は経済産業省のホームページまで。