支援
バリューチェーンの温室効果ガス削減に取り組む企業に最大15億円補助:環境省
2025年 7月 25日
環境省は、バリューチェーン全体での温室効果ガス削減に取り組む企業が、バリューチェーンを構成する中小企業などと連携して、自社以外の取引先などのCO2削減につながる設備投資を促進させる事業に対し、最大15億円を補助する。申請の受け付けは12月19日まで。
温室効果ガスの削減に向けて、自社だけでなく、製品の原材料調達から輸送、製造、販売、消費、廃棄までのバリューチェーン全体での排出削減が求められている。自社だけでなく取引先などを含めたサプライチェーン排出量はスコープ1(自社での直接排出量)、スコープ2(自社での間接排出量)、スコープ3(その他の間接排出量)に区分されているが、今回の補助事業では、スコープ3の削減に主導的に取り組む企業を支援する。
支援の対象となるのは、チェーンの中で「購入した製品・サービス」「輸送配送」「事業から出た廃棄物」などの分野で、現在の設備に対して30%以上のCO2の削減効果が見込める設備の導入などに補助金を交付する。補助率は、中小企業が補助対象経費の2分の1、中小企業以外は3分の1。補助事業期間は原則として3年以内となっている。執行団体は、地域循環共生社会連携協会。
詳しくは、環境省のホームページへ。