イベント

“ものづくりのまち”の中小企業60社が出展:大田区加工技術展示商談会

2022年 7月 7日

60社が出展した「大田区加工技術展示商談会2022」。会場には開催場所となった都立六郷工科高校の生徒の姿も
60社が出展した「大田区加工技術展示商談会2022」。会場には開催場所となった都立六郷工科高校の生徒の姿も

すぐれた加工技術を有する東京都大田区内の中小企業が出展する「大田区加工技術展示商談会2022」(主催=大田区、大田区産業振興協会、大田工業連合会)が7月6日、都立六郷工科高校(同区東六郷)で開催された。成形や表面処理、金属除去などの加工を手掛ける60社が出展したほか、会場となった都立六郷工科高校もブースを設けた。

同展示商談会は、“ものづくりのまち”大田区の加工技術を全国にPRし、具体的な受注につなげるイベント。昨年7月に開催された前回は約1500人が来場し、1175件の商談が成立した。

ベルトコンベア型3Dプリンター(手前)なら剣のような長尺の造形も可能に
ベルトコンベア型3Dプリンター(手前)なら剣のような長尺の造形も可能に

今回が初出展となる合同会社BirthT(バースト)は、2019年9月創業で、昨年10月にオープンした同区の創業支援施設「六郷BASE」(同区南六郷)に入居するベンチャー企業。展示したベルトコンベア型3Dプリンター「Leee(リー)」は、ベルトコンベア上で造形を行うもので、理論的には無限大の長さの造形が可能。従来の3Dプリンターではできなかった長尺物のモデルの造形にも対応できる。同社代表の渡辺龍徳氏によると、日本大学や千葉工業大学、ものづくり系のスタートアップ企業への導入実績があるという。