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流通拠点を設立し吉野材体験イベント・商談会を開催:吉野製材工業協同組合

2021年 9月 28日

住宅や家具などの高級材として知られる吉野材
住宅や家具などの高級材として知られる吉野材

吉野製材工業協同組合(奈良県吉野町)は、製品の企画や木材の調達から製造・物流・マーケティング・プロモーション・販売までを一貫して手掛ける流通拠点「YOSHINO WING」を設立し、10月以降、吉野材体験イベントと商談会を開催する。国産材への関心が高まるなか、新たな販路を開拓していくのが狙い。

高級建築材として取り扱われてきた吉野材は、和室の減少などにより価格が下落してきたが、最近は、ウッドショック(輸入木材の価格高騰)やテレワークの普及に伴う戸建て住宅建築の増加により吉野材を含めた国産材が注目されている。こうした環境の変化を踏まえ、同組合では「YOSHINO WING」を設立。従来の卸売りだけでなく一般販売も可能とし、施主や建築関係者などに向けて新たな販路を開拓していくこととした。

その一環として、吉野材の魅力を感じてもらうため、10月以降4回の吉野材体験イベントと商談会を現地で開催する。日程と内容は▽第1回・10月15日=伐採見学ツアー+木工作家展示会▽第2回・11月6、7日=手刻み/建て方実演ほか▽第3回・来年2月9日=木工作家展示会▽第4回・来年3月11日=パネル工法上映会—となっている。

詳しくは吉野製材工業協同組合のプレスリリースへ。