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特許無効審判の口頭審理、オンライン出頭可能:特許庁

2021年 10月 7日

オンライン出頭による口頭審理の様子
オンライン出頭による口頭審理の様子

特許権の有効性を争う無効審判の口頭審理で、審判請求人のオンライン出頭が可能になっている。第204回通常国会で特許法の一部が改正され、2021年10月からウェブ会議システムを通じた出頭が認められた。コロナ感染リスクを回避し、遠隔地からの参加も容易になった。特許権の審判が必要な事業者や個人に役立ちそうだ。

これまでの口頭審理は、審判請求人と権利者の双方が審判廷に実際に出頭する必要があったが、社会構造のデジタル化に対応した利便性向上やコロナ感染リスク回避のために改正された。

口頭審理は、審判請求人と特許権などの権利者の双方が特許庁の審判廷に出頭し、列席する3人の審判官の前で権利が無効であることを示す証拠や技術内容を口頭で主張、立証を行う。公正を担保するため公開で行われている。

詳しくは経産省のホームページから。