支援

次世代型「ペロブスカイト太陽電池」導入を支援:環境省

2025年 9月 19日

環境省は、次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」の導入を支援する事業の公募を行っている。導入初期のコスト低減と継続的な需要拡大に資する社会実装モデルの創出を図る。公募期限は10月3日。執行団体は環境技術普及促進協会。

ペロブスカイト太陽電池は、ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造の化合物を用いた太陽電池で、塗布や印刷技術で量産でき、歪みに強く、軽量化が可能であることから、これまでのシリコン太陽電池では設置できない場所への設置や低コスト化が期待されている。ペロブスカイト太陽電池の国内市場立ち上げに向け、その導入を支援することで、導入初期におけるコスト低減と継続的な需要拡大に資する社会実装モデルの創出を目指す。

補助対象は、民間事業者・団体や地方自治体。耐荷重などの制約があり、従来型の太陽光パネルの設置が困難だった場所にフィルム型ペロブスカイト太陽電池を導入する事業で、一定の要件を満たす必要がある。補助金の上限は1事業当たり最大10億円。補助率は3分の2。

また、今回の公募に併せて蓄電池の導入などを支援する事業の公募も行われている。

詳しくは、環境省、環境技術普及促進協会のホームページへ。