イベント

AI、VR、デバイス型トイ…早くもクリスマス商戦スタート:おもちゃ見本市

2022年 9月 8日

早くもクリスマスムードが漂う「クリスマスおもちゃ見本市2022」
早くもクリスマスムードが漂う「クリスマスおもちゃ見本市2022」

クリスマス商戦に向けた玩具業界関係者向け展示会「クリスマスおもちゃ見本市2022」が9月7、8日に東京都立産業貿易センター台東館(東京都台東区)で開催された。3年ぶりの開催となった見本市の会場には、53社のメーカーから約1万点のおもちゃが出展され、一足も二足も早くクリスマスムードが漂っていた。

教育玩具部門1位となった「すみっコぐらしWi-Fiでつながる!みんなとつながる!すみっコパッド8インチ」
教育玩具部門1位となった「すみっコぐらしWi-Fiでつながる!みんなとつながる!すみっコパッド8インチ」

見本市は今回で40回目。玩具業界にとって最大の需要期であるクリスマス商戦のスタートを告げる恒例イベントとなっている。とくに会場内のハイライトコーナーには、各メーカー一押しの商品180点が展示されており、今年のクリスマス商戦で注目されそうなおもちゃの傾向が一目でわかる。東京玩具人形協同組合によると、AI、VRを活用したおもちゃやデバイス型トイ、コミュニケーションペットなどが今年のトレンドだという。

また、小売・流通業者の事前投票による「おもちゃ屋が選んだクリスマスおもちゃ2022」の結果が発表され、8部門それぞれ上位に選ばれた商品が紹介された。このうち教育玩具部門で1位となったアガツマの「すみっコぐらしWi-Fiでつながる!みんなとつながる!すみっコパッド8インチ」は、今年のトレンドのひとつである「デバイス型トイ」。Wi-Fiにつなげると計算ドリルやゲームなどで自分の全国ランキングがわかるという。価格は2万5300円と、クリスマスプレゼントとしては高めだが、同社では「おもちゃというより本格的なタブレット端末に近い。8月発売で初動の売れ行きは順調。年に一度のおねだりでプレゼントしてもらってほしい」と話していた。