事態の打開を図るべく、82年には量販店向けにマルチパック「ホームランバー(バニラ&チョコ)10本入り」を発売。期間限定でキャンペーンを実施したり、「リアルなホームラン坊や」や、ホームラン坊やがプリントされていない「レトロパッケージ」などにデザインを変更したり、さまざまな試みが行われた。
ただ、この変化があだとなった。ブランドの軸に「ブレが出てきた」(高橋紗奈恵氏)。ホームランバーの再生をするため、05年にコンセプトを再確認する作業に着手した。
ホームランバーの商品イメージは「ラッキー&サプライズ」。消費者を虜(とりこ)にした最大の要因は、時世に合った商品を景品とする当たりくじキャンペーンだ。商品ブランドを再構築するために、それまで期間限定だったキャンペーンをマルチパックで初めて、年間を通じて行うようになった。また、バラバラだったホームラン坊やのイラストを「初代ホームラン坊やのように、丸顔に大きな口でホームランバーをおいしそうに食べる愛くるしい顔」(同)に統一させた。