社内で検討を重ねブランディングの方向性を決定した。それまでバラバラだった商品デザインを統一。商品名のランチパックより、具材名のほうが大きかったデザインを逆転させ商品名を目立たせた。食品スーパー(SM)などの棚に並べたときに統一感を演出する狙いがあった。同時に、商品の棚作りにも着手。「以前はSMの隅に置いてあるような感じだったのをランチパック一色にしたコーナー作りを積極的に展開していった」(田村課長)。
また、同年にはランチパックで初めてテレビコマーシャル(TVCM)を投入した。同商品はパッケージ内にエアを吹き込んで密封している。かばんなどに入れてもつぶれにくく、ふわふわした食感が長持ちするように設計されている。この商品特徴を訴求するとともに、購買層で弱かった女性会社員などのサラリーマンにアピールするため「ケータイするランチ」をキャッチコピーに、ランチパックをバッグから取り出すようなTVCMに仕上げた。
デザインを統一させた商品でコーナー作りをし、同時にTVCMで認知度を高めていった。個々の施策を連動させることで相乗効果を狙うブランド戦略は功を奏し、「従来の主婦層に加えて、女性会社員や40-50代の男性が購買層に加わりボトムアップにつながった」(同)。05年度と比べると、今年度の売上高はブランド単体で3倍近い伸びを見込んでいる。