開発チームは、職人の工程を再現するため、専用ラインの新設に着手した。
具材の準備段階では、キャベツなど具材の水分が生地に混ざって水っぽくならないように、生地と具材を鉄板の上で焼く直前にミキシングするように設計。生地には、ふっくら感がさらに感じられるように山芋を配合した。また、生地に負けないような具材感を出すため、エビやイカのほかに、角切りと千切りキャベツの2種類を使い、違った食感を演出するなどの独自の工夫をしている。
具材と混ぜた生地を人が鉄板で焼くのと同じようにするため、型には入れず鉄板の上に落とし、コテを使って丸く成形するようにした。片側が焼けたら、コテ等で両端から持ち上げるようにして、ひっくり返す。
テーブルマークによると、飲食店の鉄板の温度は230-250度Cが多いという。同社の鉄板は約200度Cに設定しているが「鉄板の下からの熱と上から赤外線やガスで熱するため、飲食店と同程度の8-10分で焼き上げることができる」(深光主任)。(※焼成温度は季節や機械によって異なります。)
テーブルマークの前身となる加ト吉には「ごっつ旨い お好み焼」の前にも冷凍お好み焼き商品があった。商品名は「お好み焼 肉玉焼・いかえび玉焼」で、プライパンに乗せて焼く生タイプのものだった。
「ごっつ旨い お好み焼」を開発する時には、ここでの経験が役立った。「レンジタイプに最適な配合にするために試行錯誤したが、生タイプでの土台があったため、まったくの手探り状態ではなかった」(同)という。