調査
都内中小企業の景況感は8期ぶりのマイナス圏 東商けいきょう(1~3月期):東京商工会議所
2025年 3月 27日
東京商工会議所は、東商けいきょう(東京23区内の中小企業の景況感に関する調査)2025年1~3月期の集計結果をとりまとめた。業況DIは前期比2.8ポイントマイナスの▲1.2となった。原材料価格高騰や人手不足、個人消費の落ち込みを背景に、中小企業の業況は2023年1-3月期以来、8期ぶりにマイナス圏内に転じた。
業種別では、サービス業が同8.9ポイントマイナスの▲5.9、卸売業が同4.1ポイントマイナスの▲6.5となるなど3業種でDI値が前期比マイナスとなった。一方で、製造業が同4.8ポイントプラスの6.4、小売業が同0.2ポイントプラスの▲8.7となるなど2業種でDI値が改善した。
来期の見通しは今期比1.3ポイントプラスの0.1を見込む。堅調なインバウンド需要や価格転嫁の進展を見込む一方、政策金利引上げに伴う借入金利への影響や、アメリカの関税政策など、先行き不透明であるとの声が聞かれた。
詳細は東京商工会議所のホームページまで。