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リアル+オンライン商談会「ヒットをねらえ! 2024」が開幕:中小機構

2024年 1月 25日

展示会場ではタブレットを通じて来場者と出展者がやり取りする場面もみられる

中小機構が主催するリアルとオンラインの複合型展示商談会「ヒットをねらえ! 地域のおすすめセレクション2024~ソーシャルグッドな逸品が集う展示会~」が1月25日、東京都港区の虎ノ門ヒルズフォーラムで始まった。商品開発や新規顧客の開拓に取り組む全国の中小事業者120社が出展し、こだわりの技術や素材から生まれた雑貨や日用品、食品が展示されている。26日まで。

会場には試食コーナーが初めて設けられ、味を確かめながら商品を吟味できる

「ヒットをねらえ」は、商品のみをショールーム型で展示し、バイヤーと出展者がオンラインで商談する展示会。来場したバイヤーは、会場で商品をじっくりと確認しながら、気になった商品について個別のオンラインブースで商談する。展示会場には、出展者とオンラインで話ができるタブレットが設置されたブースもあり、バイヤーがタブレットの画面を見ながら、商品について問い合わせする姿もみられた。

山形県西川町で月山そばを製造する玉谷製麺所は、カラフルなオリジナルのパスタを提案。オンラインで来場者に対応する玉谷貴子専務は「前回も出展し、取引につながった。雪の山形から東京まで商談に向かうのは大変だが、この展示会は地方の弱みがなくなるのでありがたい」と話す。また、今回初めて出展した東京都大田区ののり販売会社、東京蒲田守半の牧野誠営業部長は「ネット環境の整備に苦戦をしたが、出展してさっそく商談の約束をいただいた。売り上げに直結する商談にしたい」と意欲をみせていた。

一方、バイヤーとして会場を訪れた埼玉県久喜市の小売店、ほりべストアーの堀部裕之店長は「この展示会は小ロットで対応できる商品が多く展示されていて、小売店にはありがたい。独自性の高い商品ばかりで、近隣店との差別化を図るいい機会になっている」と話していた。

展示会の特設サイトでは、会場を3D撮影した画像が閲覧できるようになっており、マウスを操作しながら会場を訪れたような感覚で展示品をみることができる。また、卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」と連携し、気になる商品のお試し購入をすることも可能となっている。展示会開催後2月1日から1カ月間、オンラインで商談できる機会も設けられており、来場者の都合に合わせた交流もできる。

詳しくは、特設ページへ。