調査

4月の売上DIは13.6ポイント低下:全国小企業月次動向

2023年 5月 29日

日本政策金融公庫がまとめた「全国小企業月次動向調査」(2023年4月実績、5月見通し)によると、4月の売上DI(全業種計、季節調整値)は3.8で、3月に比べ13.6ポイント低下した。

業種別にみると、製造業が3月のマイナス1.6からマイナス8.4に、非製造業が19.6から4.9にそれぞれ低下した。非製造業では、卸売業と建設業を除くすべての業種で低下した。

5月は12.6と、4月に比べ8.8ポイント上昇する見通しとなっている。

一方、採算DIは1.5で3月に比べ0.4ポイント上昇した。販売価格DIも23.4と3月から2.2ポイント上昇した。最近半年間で価格を「引き上げた」と回答した企業の割合は、53.4%にのぼり、2022年11月の調査に比べて、1.6ポイント増えたが、「今後、引き上げる」と回答した企業は50.0%と5.3ポイント減少した。

調査は5月1日~11日、日本公庫の取引先である小企業(製造・サービス・建設・運輸業は従業員20人未満、卸・小売・飲食業は10人未満)1500社を対象に実施。1277社から有効回答(回答率85.1%)を得た。

詳しくは日本公庫のホームページへ。

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