ビジネスQ&A

販路開拓コーディネート事業の内容と活用する際の留意点を教えてください。

九州にてソフトウェアの受託開発を長年やってきましたが、このたびあるユーザーと共同開発したユースウェアを首都圏や大阪方面で販売することを計画しています。高い製品評価を得ているものの社内に人材がおらず、具体的な販路や販売手法には手をこまねいています。「販路開拓コーディネート事業」という支援策があると地元の商工会議所で聞きましたが、どのような事業でしょうか?活用の留意点についても教えてください。

回答

販路開拓コーディネート事業は、優れた商品を持つ企業のマーケティング企画の策定や首都圏・近畿圏における新たな市場へ向けたテストマーケティング活動等を支援するもので、想定市場の企業にアドバイザーが同行訪問し、市場の評価を把握して、新たな市場開拓の土台作りをするものです。販売代行行為や買い手の紹介を行うものではありませんので、注意が必要です。

【販路開拓コーディネート事業とは】

販路開拓コーディネート事業とは、優れた商品(製品・技術・新サービス)を持つ企業の、マーケティング企画の策定及び首都圏・近畿圏におけるテストマーケティング活動を支援し、新たな市場開拓の土台作りをするものです。

販売代行行為や買い手の紹介を行うものではなく、テストマーケティング活動の支援として想定市場の企業にアドバイザーが同行訪問し、市場の評価を把握して、商品(製品・技術・サービス)の市場投入までの筋道を立てるための支援を行います。

【販路開拓コーディネート事業の利用局面】

商品開発・ 新市場進出・ 営業力向上等を目指す局面で多くの中小企業は以下のような課題を抱えており、「顧客が欲する商品」が作れているか、「顧客が欲しいサービス」を届けることができるか等々、実際に市場にて聞き取り調査をする必要性に迫られています。このような際に、本事業を利用すると効果的です。

  • 技術に自信はあるけど、当社の商品は本当に売れるだろうか?
  • リピーターを獲得するような商品にするためには、あと何が足りないのだろうか?
  • 市場を読むとはどういうことか?どうすれば市場のことが分かるか?

【販路開拓コーディネート事業の内容】

  1. マーケティング企画のブラッシュアップ支援をお手伝いします。(マーケティング企画の立案支援、プレゼン資料の作成支援)。
  2. 市場の声を聞くお手伝いをします。(テストマーケティング活動の支援)
    想定市場の企業の声を聞くため、各業界にネットワークを持つアドバイザーがアポイント取りから支援し、実際の企業訪問にも同行します。集めた声をもとに、御社の商品が市場に受け入れられるための課題を一緒に考え、課題解決に向けたアドバイスを行います。
  3. 1.2.実施後の新たな課題に対する各種支援を行います。

【申込先と費用】

中小企業基盤整備機構の各地域本部が窓口です。
企業が負担する費用は、以下のとおりです。この他、開拓先への訪問などにより生じる自社担当者の費用は、企業側の負担となります。

  • テストマーケティング企画の策定を支援
    ※4ヶ月以内・8回以内・8,400円/人日
  • テストマーケティング実施を支援
    ※5ヶ月以内・15回以内・4,200円/人日
  • テストマーケティング後のフォローアップ
    ※5ヶ月以内・10回以内・8,400円/人日

回答者

中小企業診断士
林 隆男