業種別開業ガイド
コーヒー豆の販売事業
- 現在、レギュラーコーヒー、インスタントコーヒー、無カフェイン、ノンカフェイン、またはカフェなど多数の形態でコーヒーが売られている。その中でも、豆から引いて、コーヒーを飲みたいというニーズから発展した職種。
- 現在はコーヒー豆だけでの販売は多くはない。併設としてカフェを設置し、淹れたてのコーヒーを売りにするところがメジャーになる。
- コーヒーが好きで、このおいしさを人々に広げたい、薀蓄を知って欲しいなど、数々の努力と向上心、行動力のある人に向いている。
1.起業にあたって必要な手続き
基本的に開業の手続きのみで、法的な手続きなどはない。だが、併設でカフェを開店する場合なら飲食に関する手続きが必要。
コーヒー豆でも、輸入し、販売する場合は、輸入食品検疫所に届出を行う必要がある。
<開業までの主な流れ>
- 施設の図面を準備する。
- 保健所で図面について指導を受ける(建築前の指導が重要)
- 営業許可の申請を保健所へ提出
- 施設の現地調査を受ける
- 食品営業許可が出て営業開始
<食品衛生責任者の設置>
食品衛生法では、各店に1人『食品衛生責任者』を置くことが義務付けられている。食品衛生責任者は、調理師・栄養士・製菓衛生師等の資格が必要。有資格者がいない場合は、所轄の保健所が実施する食品衛生責任者のための講習会を受講しなければならない。
<調理師免許>
飲食店を開業するに当たり、是非とも持っておきたい免許。なくても開業は可能であるが、無条件で食品衛生管理者になる、安心さが出てくるなど、店の経営にプラスになる。
<開業届けなどの申請>
個人で開業する場合は、事業開始から1ヶ月以内に『開業届け』などを所轄の税務署へ提出しなければならない。法人で開業する場合は、設立後2ヶ月以内に『法人設立届出書』などを所轄の税務署へ提出する。また、必要に応じて、健康保険・厚生年金関連は社会保険事務所、雇用保険関連は公共職業安定所、労災保険関連は労働基準監督署、税金に関するものは所轄税務署や税務事務所にて手続きをする。
2. 起業にあたっての留意点・準備
1)営業形態
仕入れ物の選別から商品入荷・陳列・販売から経営・販売促進などすべてを担当する。
2)準備・留意点
食品を扱うので、使用器具・商品など衛生面の管理を念頭において作業する事を心がけなければならない。また、仕入れ・販売作業もあるので、基本的な交渉力は必要になる。
商品...
商品はコーヒー豆だけになってしまうので、産地名や、名前などホップなどを目に付くように表示、目の前で焙煎するなど、こだわる工夫ある商品レイアウトなどが必要。
立地条件...
基本的に待ちの仕事になるので、人通りの多いところに位置するのがよい。また、性質柄商店街、市場、またその周辺などが好ましい。
3. 必要資金例
最終内容確認日2014年2月