木材の地産地消を進めている。北海道の森林にはカラマツ、トドマツ、道南杉、ミズナラなど、地域の特性に合った樹木がたくさんある。長い年月を過ごす家には、暮らす地域の気候に適した材料が最適だ。当社が施工する住宅には、道産のカラマツを家づくりの中心となる構造材に、その他床や天井、壁の材料にも積極的に道産材を活用している。国産材価格も高騰しており、利益だけを考えれば割に合わないかもしれないが、長い目で見れば、こうした取り組みが北海道の林業を守り、職人の技術も継承されていくと信じている。
消費者の理解を得るために、それぞれの特性を活かした木々の魅力を発信し、木と共に暮らす楽しさ・喜びをたくさんの方へ伝えるため、講演活動やホームページ、SNS等で道産木材の魅力を発信する努力も続けている。自社で北海道の魅力を発信するフリーペーパー「35MAGAZINE」を発行しているが、2022年度の日本地域情報コンテンツ大賞内閣府地方創生推進事務局長を受賞するなど、評価していただいた。「時とともに育つ家」をコンセプトとした経年変化を楽しみながら環境負荷が少ない家づくりという当社のコンセプトに共感してくれる消費者も増えてきたことを実感している。
このように住宅事業は高級住宅へシフトし、価格競争とは一線を画した戦略をとる一方で、業務領域を商業建築や戸建て賃貸事業へと拡大させている。近年はボールパーク事業の受注や、ホテルの内装改修、ニセコでのヴィラの受注など領域が広がっている。