当社は久米島の海洋深層水を中心に、沖縄に自生する植物から抽出した天然由来成分や、クチャ(海泥)の吸着成分、海藻から得られる保湿成分など、沖縄の地域資源をふんだんに活用した化粧品、医薬部外品を開発、製造、販売している。
創業は2001年。もともと理美容院を経営していた際に、シャンプーを使うことによる手荒れに悩んでいた経験から、久米島の海洋深層水を使えば、手が荒れない安全なシャンプーができるのではないかと考えた。久米島の人口が減少し、理美容院の売上にも限界があることから、この島にいながら世界に売れるものとして「安心・安全なものをお客様のためにも自分のためにも使いたい」と考え、本社を立ち上げた。
地元久米島の海洋深層水の他、沖縄由来の植物や海藻等の効果・効能を研究し、天然素材にこだわりながら、現在では、1,200以上の商品を開発。2015年には、「がんばる中小企業・小規模事業者300社」、2017年には「地域未来牽引企業」に選定され、2018年には、「第7回ものづくり日本大賞 優秀賞」を受賞した。
イスラム圏から日本に訪れた方が使用できる製品が少ないことに着目し、イスラム教徒向けの製品やサービスを認証する制度の一つであるローカルハラルの認証を取得した。また、2022年度末には、高付加価値の商品づくりと海外展開の拡大を目指し、化粧品製造の品質や安全性に関する国際規格「ISO22716」を取得している。
製造だけではなく、自社商品を販売する店舗も現在那覇市内に2店舗、北谷町に1店舗、久米島に1店舗展開しており、地元客だけではなく、観光客にも選ばれる商品になっている。
売上高は2020年に約5億円だったものが、2021年には約10.5億円と成長することができた。
沖縄、久米島の豊富な地域資源を活用した「安心・安全な商品の提供」や大学等と連携した研究開発体制、微粒化技術などを採用した高付加価値商品を製造する設備・機器の導入、コロナ禍でさらにオンラインの営業力を高めて通信販売のノウハウも構築できたことが大きい。また、社長と同じベクトルで取り組むことができる社員、企業組織体制が構築できていることも成長を実現させた要因と言える。