ワードロープチェック(顧客の手持ち服をチェックし、不要な服をプロの目で仕分け)
ヘア、メイクアドバイス(似合う髪型やメイクのアドバイス)
(2)料金設定
同行ショッピング型のパーソナルスタイリストの場合、カウンセリングやショッピングについて1時間ごとの料金を設定しているところがほとんどである。洋服代は顧客が店に支払う。
(3)SNSの活用
パーソナルスタイリストの場合、ホームページ、ブログ、SNS、メルマガを上手く活用して、自分の得意とするコーディネイトを積極的に発信し、ターゲットとなる顧客層を絞り込んで訴求することが重要である。掲載するコーディネイト事例は豊富にあった方が、実績の裏付けになり、信頼度も高まると期待できる。顧客基盤のないところから始める場合は、クラウドソーシングへの登録も1つの手段である。
必要なスキル
顧客に最適な提案をするために、自身のファッションセンスを磨くのはもちろんのこと、最新のファッショントレンドや商品知識、ショップ情報などは常にリサーチし、アップデートを心がけたい。パーソナルスタイリストの場合、顧客に同行ショッピングを楽しんでもらい、買い物に満足してもらうことが次回以降のリピート利用につながるため、コミュニケーションスキルが重要である。また、Webでの集客にITスキルは必須であり、今後はオンラインチャットを使った買い物アドバイスなど新しいサービスも導入できるよう、ツールやソフトの扱いに習熟しておくことも必要と思われる。
開業資金と損益モデル
ここでは初期投資を低く抑えるため、パーソナルスタイリストとして自宅開業する際のモデルを取り上げる。
(1)開業資金
【同行ショッピング型のパーソナルスタイリストとして自宅開業する際の資金例】
(2)損益モデル
a.売上計画
年間延べ客数、1人1回当たりの利用料金を以下の通りとして、売上高を算出した。
1人1回当たりの利用料金は、カウンセリング1万円(1時間)×1.5時間、ショッピング1万2千円(1時間)×4時間としている。
b.損益イメージ
上記a.売上計画に記載の売上高に対する売上総利益および営業利益の割合(標準財務比率(※))を元に、損益のイメージ例を示す。
※標準財務比率は「その他の事業サービス業」に分類される企業の財務データの平均値を掲載。出典は、東京商工リサーチ「TSR中小企業経営指標」。
c.収益化の視点
収益化の視点として第一に挙げられるのはいかに集客を増加させるかであり、そのためには固定客を掴みリピート率を上げることと、新規顧客の開拓の2つが必要となる。
第二に、客単価の向上が挙げられる。経済的に余裕のある顧客に対し、基本メニューの「カウンセリング+同行ショッピング」以外にも、オプションメニューの利用を促進することが単価向上につながる。
※開業資金、売上計画、損益イメージの数値は、出店状況等により異なります。
(本シリーズのレポートは作成時点における情報を元にした一般的な内容のものであるため、開業を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)