「この国ではどうも明日は『コロッケの日』だとかでとても業務ができないというんだが」とアフロは九条麗華に相談を持ちかける。九条麗華も初耳のようで「『コロッケの日』?なんですかその美味しそうな記念日」と逆に問い返してくる。よくわからないが名前の通り、皆でコロッケを食べる日だろうとあたりをつけたアフロは現地の人との交流も兼ねて大量のコロッケを用意し、仲間に混ぜてもらうことにした。ところが、当日、現地の人はテレビにかじりついてスポーツ観戦を行っており、アフロたちが持ってきた大量のコロッケに驚いている。実はこの国の人が業務ができなくなる理由というのは『コロッケの日』という記念日だったからではなく、大人気のスポーツ『クリケットの試合の日』だったからであった。

これはインドの事例ですね。クリケットの国際マッチ「インドVSパキスタン」などは一部データでは視聴率80%越え(!?)となっており、実際に試合の日はほぼ業務停止になるそうです。こうした思わぬ文化の違いが業務への影響を及ぼすことがあります。現地人を採用している場合や現地の取引先に対してはこうした文化の違いに理解を示すとともに、祝日や長期休暇の時期の違いなどにも注意したいですね。余談ですがクリケットの競技人口はバスケット、サッカーに次いで世界第3位だそうです。

【SWBS支援者コラム】
現地の人たちとうまくつきあうために

たとえば時間に対する概念。

タイ人は時間に対する感覚が少しルーズなところがあり、待ち合わせ時間に遅れてやってくることがちょくちょくあります。これは慢性的な渋滞という環境要因によりどうしようもない部分もあるのですが、その代わりに遅れた相手にも怒らない“赦しあい”の文化が彼らの素晴らしい特徴です。しかし裏を返すと「自分が遅れても怒らないでね」、というスタンスにもつながっており、相手や自分を律するという自律の精神が育ちにくいとも言えるでしょう。

このように国が違えば風土が違い、風土が違えば文化が変わり、文化が変わればその国民性もさまざまです。大事なのはそういった多様性があることを当たり前の前提として受け止め、相手を容認する、その背景を知ろうとする意識です。

日本人の持つ素晴らしい“心配り”を遺憾なく発揮して、海外の地でも円滑にビジネスを進めていきたいですね。