すべての商品の価格がわかるよう、プライスカード付きを徹底する
農家の方がメインユーザーの商品は、別のコーナーにひとまとめにする
この結果、お客さまの反応が変わり始めました。外に面した出入口で、鉢植えや入口の商品に目をとめるお客さまが増えてきたのです。「ガーデニングのお店だったのね」という声も聞かれました。今までと品揃えは変えていないのに、商品に気づいてもらえていなかったのです。
こうして、少しずつ一般のお客さまが増え始めました。農家のお客さまにも今までどおりごひいきいただいています。農家のお客さまは目的買いが多いうえに、もともと店主さんともおなじみさんです。初めこそ、「あれっ、商品どこになったの?」と聞かれることもありましたが、すぐに新しい配置にもなじんでいただけました。
さらに、思わぬ発見もありました。農家の方たちと一般のお客さまが店内で話しこみ、農家の方たちのおススメの種を買っていかれることが出てきたそうです。一般のお客様にとって農家の方のアドバイスはとても参考になり、非常に喜ばれています。農家の方も、お客さまが感心したり、喜んだりする声を聞くのが嬉しいようです。こんなコミュニケーションが店内で起こることで、店内の雰囲気も明るくなりました。
このお店が変更したのは、「正面入口」でした。これを読んで、「うちは入口が1つだから関係ない」と思った方はいらっしゃいませんか?
入口の他にも、お客さまの目線を意識すべき箇所はたくさんあります。窓やショーウィンドウから見える商品は、あなたのお店の一押しでしょうか。レジは、お客さまに威圧感を与える場所に配置されていないでしょうか。せっかく手に取った商品も、値段がわからずそのまま帰られてしまうことはないでしょうか。
お店に一押しの商品が並んでいても、気づかれなければ存在しないのと同じになってしまいます。レジが、入口から入ったお客さまを正面から見つめる配置になっている場合は、レジを目立ちすぎない位置に変更してみましょう。
もうすぐ春。引っ越しなどで、皆さんの町にも新しいお客さまが増える時期です。新しい季節を迎える前に、おススメが見えるお店になっているか、店内でお客さまが心地よく過ごせるお店になっているか、もう一度、お客さまの目線で見直してみてくださいね。