具体的な販路開拓手法はどうするか
商品プロモーションはどうするか
等を検討するプロセスです。販売チャネルは細分化が進んでおり、食品小売りだけをみても食品スーパーマーケット、食料品専門店、コンビニエンスストア、ドラッグストアなどがあり、加えて消費者にダイレクトに売るEC、百貨店催事への出店などがあります。販売チャネルの設定の明確性が、販路開拓手法と商品プロモーションに大きく影響しますので、できるだけ具体的に設定しましょう。商品マーケティングリサーチ項目で表すと
I-A どこで買う スーパーマーケット・コンビニ・百貨店・専門店・WEB通販
II-D 販促のかけ方 POP・インストアプロモーション・チラシ
を検討するプロセスになります。
Y社新商品は、販売チャネルを「こだわり商品を扱うスーパーマーケット」に設定しました。そのため、販路開拓手法は、こだわり商品を中心に扱う卸売業者が年間2回主催する展示会への出店を軸にしつつ、自治体等が主催する商談会への参加で直接バイヤーへ営業をかける方針としました。消費者向けの商品プロモーションは、今回の新商品の市場規模が大きくないと判断し、売り場へのPOP支給など最小限のものにとどめることにしました。
以上、商品開発手法の一例をケーススタディで紹介しました。商品開発手法は様々なやり方がり、正解はありません。ただし、遊休設備の有効活用や安価で手に入る原料の活用など、自社都合での新商品開発だけは避けなければいけません。そのためには、市場ニーズを理解したうえで新商品開発ができる商品マーケティングリサーチを重視して新商品開発をしたほうが良いでしょう。そのうえで自社の商品開発力や営業力などを勘案し独自の商品開発プロセスを構築してみてください。