81年にカルホープを発売したキユーピーは、それを活用した自社商品も順次発売していった。88年の「キユーピーカルシウムたまごボーロ」(カルシウム補助食品)を皮きりに、89年「キユーピーカルシウムごはんの素」(カルシウム補助食品。95年に「元気な骨」に商品名改称)、2006年「キユーピー 元気な骨タブレット 」(07年に「カルK2」に商品名改称)をリリース。
さらに加工食品の原料としても用途を広げ、ソーセージやハンバーグなどの畜肉加工品、かまぼこや竹輪などの水産練り製品、麺類、パン、揚げ物のころも、菓子、総菜、レトルト食品、フライ油など、その活用は多岐にわたる。
しかもこうした用途の広がりは、単にカルシウムを補うという目的にとどまらない。カルホープを添加することによって、新たな物性改良効果も引き出している。例えば、畜肉加工品にカルホープを添加することで弾力性や結着性が向上し、麺類ではコシがよくなり、パンはふっくらするなど顕著な効果が見出されている。
「新しい用途の開発はいまも進行中で、これからもどんどん広がっていくと期待しています」と青山さん。カルホープの年間需要は1000トン強だが、認知がさらに広がり、やがて将来、大化けする日を楽しみにしている。