鹿児島工場では、すでにすべてのじゃがいも残渣をドライミールポテトとして再利用している。これにより廃棄物と廃熱の処理に要する経費をゼロに抑え、さらにドライミールポテトの販売により若干の黒字化になった。
カルビーには国内に12の生産拠点があり、その12工場の再資源化率〔(再資源化重量累計÷廃棄物発生重量累計)×100〕は99.98%(09年度実績)と高い。また、12工場のうち10工場で再資源化率100%を達成しているが、さらに黒字化している工場はわずかで、鹿児島工場もその1つだ。
現在、鹿児島工場で取り組んだドライミールポテトについて他工場への横展開を検討している。ただし、それには市場の確保が重要なポイントになる。
「このようなビジネスは長く続けなければ意味がありません。そのためには、提携先も含めて市場性を見極めながらじっくりと進めなければなりません」(高橋さん)
ポテトチップスの生産工程から出された残渣は新たな商品に変わり、新しいビジネスを生み出した。そしてさらに市場を拡大すべく、いま、その間合いをじっくりと計っている。