外注品の不良によって製品が返品となり、食料品などは再生不可能となって外注元に不良コストのすべてがのしかかります。
最悪の場合、得意先から取引停止を宣告され、大きな売上を失います。
以上のようなことが発生しないよう、外注先での品質保証体制を確立する必要があります。品質保証は「基準」および「事実」に基づいて構築されるべきです。基準と事実が蓄積されて、品質に関するノウハウが蓄積され、品質保証体制ができ上がってくるのです。ここで言う「基準」とは、検査基準、作業標準書、保管基準書、作業指導書などであり、「事実」とは、検査成績書、作業報告書、クレーム発生対応報告書などに記録されていることです。外注先にもこのようなノウハウの蓄積を行ってもらい、自主的に品質保証を行えるように支援していくことが、外注元に有利に働くことは間違いのないところです。
外注先の品質管理の指導を行っていくうえで、まず必要になってくるのが、外注先の実態把握です。この実態把握を行うには、「外注先チェックリスト」というようなものを作成・活用して、外注先の品質管理の有効性を調査します。チェックリストの例を表1にあげますので、参考にしてください。このチェックリストの結果をもとに、外注先での課題を抽出し、適切な対処を行ってください。新たな「基準」が必要であれば作成を指導し、その基準が守られているかの検証ができるようにするため「事実」を記録するよう指導を行ってください。この繰り返しによって、外注先の自主的な品質保証体制を構築してください。