非エネルギー起源の排出量と代替フロン等の排出量は全てのガスについて大幅な削減が達成できています。
エネルギー起源の排出量では産業部門が削減できています。一方、その他の部門はいずれも増加し、特に業務その他部門と家庭部門での増加の割合が高い結果となっています。
業務その他部門とは商業、サービス、事業所(オフィス)等が該当し、増加の要因としては事務所や小売等の延床面積の増加等に伴い1990 年度に比べエネルギー消費が大きく増加したことが挙げられます。また、家庭部門での増加の要因としては、世帯数の増加等に伴い1990 年度に比べエネルギー消費が大きく増加したことが挙げられます。また、各部門共通の増加要因として、震災を契機とした火力発電の増加による電力排出原単位の悪化等により排出量が増加したことが挙げられます。
地球温暖化対策を今後も継続、推進することで世界各国が合意しています。
11月11日から23日まで、ポーランドの首都ワルシャワにて気候変動枠組条約第19回締約国会議(COP19)が開催されました。そして、20日の閣僚級会合において、石原環境大臣が演説を行い、2020年の温室効果ガス排出削減量を2005年比で-3.8%とする新たな目標を各国に示しました。既に世界最高水準にある日本のエネルギー効率下での削減を求められること、原発を考慮せずに設定しているため電力排出原単位の悪化を覚悟する必要がある等、簡単に達成できる目標ではないと感じられます。この点において、一層の省エネが求められることは確かなことでしょう。
(注)COP21のパリ協定について「COP21で採択されたパリ協定について教えてください。」参照