2℃以内に抑えるには、2050年に世界のCO2排出量を2009年比で約半分(15Gt/年)とする必要があります。また、各国の約束草案を足し合わせても2℃の目標達成は出来ず、追加の対策が必要なことも分かっています。
国別排出削減目標を法的義務の対象とせず、各国がそれぞれの実情に応じた削減目標を定め国際的に誓い、その目標の妥当性や達成度合いを他国(国連)が評価・検証する「プレッジ・アンド・レビュー」方式を採用しています。この点が、COP3での京都議定書が国別排出削減目標を法的義務化したことと大きく異なります。
我が国の約束草案(2030年までに2013年比で26%削減)は「エネルギーミックスとは?」でご説明したエネルギーミックスをベースとしており、先ずはエネルギーミックスの実現が必要不可欠です。エネルギーミックスでは、「徹底した省エネルギーにより5,030万KL程度の省エネルギーを実現する」(下表:出典は「長期エネルギー需給見通し 骨子(案)関連資料」 資源エネルギー庁)ことが実現に向けた柱の一つとして謳われています。これだけの省エネルギーを一部門だけで達成することはできず、家庭部門を含めた全部門での対応が必要です。