ビジネスQ&A

インスタグラムを始めた方が良い気がしますが、他のSNSとの違いがいまいちわかりません。

2020年 12月 16日

パン屋を経営しています。新規のお客さんを増やしたく考えていたところ、アルバイトの従業員から「それならばインスタを使った方が良いですよ!」と提案をもらいました。なんと無くインスタグラムが流行っていて、良い気がするのですが、いまいち他のSNSとの違いが分からなく、うちの店にインスタグラムが合っているのかどうかがわかりません。

回答

インスタグラムが流行っているからといって、やみくもに始めずに疑問を持つことはとても良いと思います。とはいえ、店舗型の集客であれば、他のSNSよりもインスタグラムは適しているケースが多いです。他のSNSよりもインスタグラムが優れているところを中心に紹介しますので、ご自分のお店に合うかどうかを一度検討してみてください。

インスタグラムが得意なところ、優れているところ

  1. ユーザー数も多く、増加傾向。若い女性だけのメディアではない!
  2. インスタグラムで検索をする時代に!

1.ユーザー数も多く、増加傾向。若い女性だけのメディアではない!

インスタグラムは2014年に日本でサービスを開始しました。その後、順調にユーザー数を伸ばして、公式発表によると2019年6月にアクティブアカウントが3,300万を突破しました。

Twitter、Facebook、Instagramのサービス利用者の割合

出典:令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(総務省)

上の図は令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(総務省)の「主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(全年代)」のデータを見やすく折れ線グラフにしたものです。これで見るとインスタグラムの利用率は平成30年にFacebookを超えて、Twitterに迫る勢いです。かつ、伸び率で見ると、Facebookは減少傾向であり、Twitterは伸びてはいますが、あまり増加していません。一方で、インスタグラムの伸び率は他よりも非常に高いです。このデータからも、一番勢いがあるSNSであることがわかります。

Twitter、Facebook、Instagramのサービス利用者の年代別の割合

出典:令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書(総務省)

こちらは年代別の利用率で見ると、意外と30代が一番高く、40代も高いことがわかります。2019年6月の公式発表で、インスタグラムの利用者は男性が43%、女性が53%ということがわかりました。一昔前までの、10代の女性が多く使う流行のメディアでは無く、広い年代が使うメディアとして、浸透し始めています。

2.インスタグラムで検索をする時代に!

Googleで検索をすることを「ググる」と言うように、インスタグラム内でハッシュタグを使って検索をすることを「タグる」と言います。インスタグラムのユーザーはGoogleやYahoo!ではなく、インスタグラムで検索をする人が増えています。そのため、インスタグラム内に情報が無いとお店を選んでもらえない可能性もあります。検索対策のためにも、インスタグラムのアカウントを使っての投稿はおすすめです。

インスタをやれば、すぐに集客に繋がる訳ではない。

ユーザー数が増えているということは、逆にいうと競合が増えているということでもあります。多くのユーザーがいる中で、自分の投稿を選んでもらうことは難しいです。そのため、インスタグラムを始めたらすぐにうまくいくわけではありません。他のSNSもそうですが、地道に投稿を続けて、フォロワーを増やしていくことが遠回りのようで、一番の近道です。

相談者さんには実店舗がありますので、お店の中で自分たちのインスタグラムのPRをすることは忘れずに行ってください。合わせて、お店のパンをお客さんにインスタグラムで投稿してもらう「ハッシュタグキャンペーン」も良いと思います。友人の投稿を見て、お店のアカウントをフォローしてもらい、来店に繋がるケースもよくあります。「地道な投稿」、「店内の活用」、「既存顧客の巻き込み」の3点を意識してみてください。時間はかかりますが、お店と既存顧客が発進した情報が伝わって、新規顧客獲得につながります。

回答者

中小企業診断士 仲田 俊一

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