農業界ではこれまで「6次産業化」「インバウンド」「観光農園」「農家民泊」「農家レストラン」「レストランとの直接取引」などが目指すべき道とされ、そちらに邁進してきた。これらは全て相手に「人」がからむビジネスで、付加価値は高くとれるものの、新型コロナ感染症の時代では一番弱いことが露呈した。
今後はライフスタイルが見直され、自宅で丁寧に食事をつくることが見直されてくるだろう。味噌づくりや、ぬか漬けなど、ひと昔前にどの家庭でもやっていた丁寧な暮らしへ回帰していく時代がやってくるのではないかと思う。
動画を使った教室やECなどが伸びてくるだろうが、これらは会社の大小の規模に関係なく誰でも取り組めるビジネスだ。早く始め、早く認知されることが重要になるのではないか。「巣ごもりいちご狩り」を1週間でリリースしたら多くのメディアに取り上げられたのは、スピード感が鍵だったからではないか。
公共交通機関をつかっての移動が前の状態に戻るにはもう少し時間がかかるだろう。当面、マイカー移動で、家族や仲間での日帰りや1泊の旅行が主になりそうだ。観光庁の「GO TOキャンペーン」に期待したい。当社は65年間続く観光農園のウィズコロナ対策の充実と、今回の取り組みで獲得したECビジネスなどを伸ばし、より強い企業を目指して頑張っていく。