6~12畳サイズのリビングルーム向けは、多くのメーカーが手がける「レッドオーシャン状態」。これに対し、競合相手のいない「ブルーオーシャン」はどこにあるかを調査したところ、玄関やトイレ、サニタリー、ウオーキングクローゼットなどの狭い空間は、空気清浄機は邪魔になり電源も取りにくいため、製品自体がほとんどないことが分かった。たまたま家の天井を見上げると電球があり、電源もそこからとれるのではと考えた。
特許申請や電気用品安全法(PSE)認証、エビデンスの取得など課題は山積したが、公的機関の支援により乗り越えた。助成金獲得やマーケティングの指導を受けながら開発を進めたため、その間に競合製品が現れたが、性能面では他社製品を圧倒している。デザイン性にも気を配り、2020年度の「グッドデザイン賞」を受賞した。
販売ルートは電材・建材商社、住宅設備メーカー、リフォーム会社などを代理店として活用した。コロナ禍で目に見えないウイルスや菌の不活性化・分解ニーズは急激に増えており、これまでに約150台を販売した。新型コロナによる従来事業の落ち込みを少しでもカバーできるように、年間2000台を目標に販路開拓に取り組んでいる。