関西出身で、2006年からOA機器販売の上場企業で沖縄支社立ち上げを任された後、この地に骨をうずめようと2010年に起業した。沖縄では全体の6割もの企業がホームページを持っておらず潜在顧客が多いし、島しょ部で地理的に商圏が区切られているため競合大手が参入しづらい。ニーズがあるのに手つかずのマーケットがあり、激しい競争になりづらい。ここでWeb制作会社をやれば伸びると確信した。
準備したのは自己資金2000万円と借入金2000万円の計4000万円。黒字化するまで3年間は自分の給与なしで苦労したが、設立10年目の今、従業員に平均以上の給与を支払い、早く帰ってもらい、休みも十分取ってもらいつつ、なんとか利益も出せるようになった。今後もスタッフとその家族が当社で働いてよかったと感じてもらえる労働環境を整備していく。
従業員に気持ちよく働いてもらうことで沖縄県内情報関連企業の中で最も良いサービスを提供し、顧客に喜ばれつつ強い収益力も実現したい。経済活動では収益力が通信簿だ。やるからには良い成績をとってトップになりたい。
だが、スタッフや顧客にとって良い会社というだけでは企業は生き残っていけない。社会貢献の一環で、県内4カ所の児童養護施設のホームページ運営を無償で行っているし、年数百万円規模の卒園者の家賃支援も行っている。
グループ会社では地元中小企業がエクイティやファイナンス技術を利用しやすくなるようファンド設立や中小企業の自社株流動化に取り組んでいる。大企業に比べ中小企業は資金も人材も技能も足りないが、財務やIT技術などは外部の人材をうまく使えば回る。そのお手伝いをしたいと思っている。