進化を続けるテクノロジーについていくため、常にスキルアップを求められる。
人脈、営業力や交渉力がなければ案件を獲得できない。
ITコンサルタント開業の5ステップ
ITコンサルタントに役立つ資格
ITコンサルタントになるために取得が必要な資格というものは存在しない。ただし、知識・経験に加え、論理的な思考力、戦略立案や課題解決の能力、マネジメント力、コミュニケーション力などが求められる。ここでは、ITコンサルタントを目指すにあたっておすすめの資格を紹介する。
まず、ITストラテジストは国家試験で、経営とITとを結びつける戦略を求められる。「ITを高度に活用した事業革新、業務改革、及び競争優位を獲得する製品・サービスの創出を企画・推進して、ビジネスを成功に導くCIOやCTO、ITコンサルタントを目指す」とされており、難易度は高いが合格すれば全般的に必要な能力を身につけたことの目安になるだろう。また、ITコーディネータは民間資格だが、経済産業省が推進しており、同様に経営戦略を実現するIT化支援を行うための資格となっている。
中小企業診断士は国家資格で、「企業の経営に関わる知識を横断的に身につけることができる」とされている。さらに、プロジェクトマネジメント関連には国家試験と国際資格があり、これらを取得することによってプロジェクトの成功に向けた推進を管理するためのスキルを体系的に学ぶことができ、もちろんそのスキルの証明にもなるだろう。ほかにベンダー資格などもあり、取得すればT関連のハード・ソフトウェア製品の操作・保守方法のスキルの証明にもなる。将来の方向性を検討しながら、上記のような資格に関し、調べてみよう。
▼ITストラテジスト試験の受験状況
ITコンサルタントの売上イメージ
株式会社みらいワークスが運営するウェブサイト『フリーコンサルタント.jp』によれば、独立したフリーランスのITコンサルタントの報酬は月50万〜200万円、年600万〜2400万円とのこと。デジタルハリウッド株式会社が運営する『デジハリONLINE』では、年平均1000万円とされている。株式会社マイナビによると、企業に就職した場合の平均年収は512万円で、フリーのITコンサルタントとして独立した場合、年収1000万円を上回るケースも少なくないとされる。
ちなみに、株式会社Synergy Careerが運営する『就活の教科書』では日系ITコンサルタントの企業の売上高として、1位の野村総合研究所では5288億円、2位のSBテクノロジーでも661億円、13位のタナベ経営で94億円などのデータが紹介されている。小規模の開業であっても、その後は能力・人脈などに応じ、可能性は広がるといえるだろう。
※売上イメージの数値は、開業状況等により異なります。
(本シリーズのレポートは作成時点における情報を元にした一般的な内容のものであるため、開業を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)