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ただし、こうした広告の継続については、見学者や教室に入門してくれる生徒にアンケートを実施するなどして、「何で教室の存在を知ったか」を調査、効果を発揮していないものは思い切って見直すことも検討する。
なお、バレエは、「生徒自身が興味をもって自ら教室を探す場合」「子どもにバレエを習わせたいと保護者が教室を探す場合」などが考えられる。また「プロになりたいのか」「趣味の範囲にとどめるのか」で求める教授が違い、教室選びにもかかわってくる。
プロ志向の方はバレエの専門学校へ通う傾向も強いため、教室の生徒になりにくいと思われるが、保護者が子どもをそうした専門学校へ入学させたいと考える場合には、そのために必要なレッスンをしてくれる教室を探す傾向がある。また、子どもを教室に通わせてみてからプロを養成する学校に行かせるかを考えるケースも。こうした保護者にとっては、口コミやバレエ専門誌などが教室を探す際の足がかりになる。
一方、余暇活動としてバレエを習いたい人は、通学・通勤途中などの範囲で教室を探す傾向にあるため、駅、電車・バスなど公共交通機関への広告掲示や教室前や教室の窓などの看板などがキッカケになる人も多い。
このように生徒のニーズを考察すると、教室のコンセプトが、プロ志向なのか、余暇活動なのかによって、ターゲットとする生徒が異なり、それによって活用する広告ツールにも違いが生じることがわかる。また、バレエやジャズダンス、タップダンスなどと組み合わせた教室は、バレエとしてのプロではなく、商業ダンサーを育成することを目的にしている場合があり、身体的能力の基礎づくりにバレエを導入しているケースもある。つまり、複数の教授カリキュラムを設けることで生徒確保につなげることも可能になる。
3)生徒の目的に応じた指導内容の区分
バレエ教室に通う生徒は、
「(1)プロになりたい人」
「(2)からだをやわらかくしたいなどが目的でプロになる気はなく趣味的に行いたい人」
「(3)将来のために子どもに習わせたい人(保護者の意向で通う子ども)」
に大別できる。
(1)の生徒は、教室の利用頻度が高く、比較的安定的に通ってくる。しかし、プロになりたいという目標に向かってよりレベルの高い教授者や実績のある教室に移ってしまう可能性も。このような生徒の移籍を防ぐためには、教授者は生徒の指導と並行して、自らの技術を磨いていく必要がある。
(2)の生徒は、楽しみながらレッスンを受けたいと考えている人が多いため、清潔感のある施設の整備、親切な指導姿勢やアットホームな雰囲気づくり、クリスマス会や新年会など年中行事にちなんだ会の開催など、長続きさせるための工夫が必要になる。
(3)の生徒は、生徒自身がバレエに興味をもって、継続して通ってもらえるように、プロ志向のつらいストレッチレッスンだけでなく、遊び心をもったレッスンを行う必要がある。そのほか、子どもに対して、「将来的にプロをめざして欲しいのか」「身体能力向上を目的に楽しんで欲しいのか」といった保護者の希望などを考慮して、指導内容を工夫すること。
4)見学しやすい環境作り
たとえば、通りに近い壁面を透明なガラス張りにして教室の様子を見ることができるようにしたり、ビルの入り口付近や教室の入口などに「見学自由」といった看板を設置するなどして、見学者の受け入れをしていることをアピールする。また、体験入学や短期間の初心者向けレッスンなどを実施して、実際に体で知ってもらうのも効果的。
5)料金の明示
教室の選択に、レッスン料金は重要なポイント。見学者にはレッスン料を明示できるチラシなどを用意しておくとよい。バレエ教室のレッスン料には、月謝制のほかに回数券制(チケット制)を導入することも考えられる。たとえば、その日の体調に合わせてレッスンに通う中高年層とって、回数券制は有効。一方、大会出場をめざす生徒は、大会前などに通常より過密なレッスンを希望する可能性もあるため、「固定月謝料金のなかですべて対応する」「通常レッスンとは別に特別レッスンについては加算料金を設ける」といった料金設定が考えられる。
最終内容確認日2016年1月