起業マニュアル

面接、採用のポイント

お客さまからみれば、自店で働く人は正社員もP/Aも同じです。何か問題を起こした際に「P/Aだから仕方ない」ではすみません。そのような対応をすれば、そのお客さまは二度と来店してくれないでしょう。P/Aの採用も正社員同様、慎重に行う必要があるのです。

面接で合格すれば、いよいよ採用です。せっかく採用するわけですから、P/Aには少しでも長く自店で働いてもらいたいものです。それにはやはり最初が肝心です。

面接のポイント

応募者もお客さまのうちの1人

P/Aは自店から30分圏内に住んでいる確立が非常に高いですから、応募者であると同時に自店のお客さま、または今後お客さまになる可能性のある人なのです。したがって、店や面接者の第一印象や応対はとても重要です。

面接時の座り方を工夫する

面接は通常、応募者を面接者の正面に座らせて行われます。これは相手の表情や仕草をチェックできるという点では効果的ですが、応募者によっては面接者に威圧され、本来のよさを表現できないことも少なくありません。そこで、面接者と応募者がテーブルのコーナーを挟んで、L字型に座り、必要に応じて目線を合わせるスタイルのほうが応募者の緊張もほぐれ、面接がスムーズに進むでしょう。

面接は適切な時間で

1人あたりの面接時間は15~20分が適当です。これより短くては判断が難しく、これより長いと集中力に欠けてしまいます。まずは「今回はご応募いただき、ありがとうございました」など、応募に対しての感謝の言葉を述べましょう。さらに学校のことやクラブのことなどから話をはじめ、相手をリラックスさせます。それから自店の紹介や仕事内容、時給や待遇面の話に移ります。面接は面接者が一方的に話すのではなく、なるべく相手に話をさせ相手の言葉づかいや表現力、表情、態度などを観察しましょう。

そして最後に「何か聞いておきたいことはありますか?」と相手に質問をさせて面接を終わります。

以下の項目は、面接時のチェックの一例です。

面接時のチェック項目表
採用者受け入れのポイント

面接で合格すれば、いよいよ採用です。せっかく採用するわけですから、P/Aには少しでも長く自店で働いてもらいたいものです。それにはやはり最初が肝心です。

初出勤の準備

初日は、まず本人の名札やタイムカード、ユニフォームの用意をしておきます。また、雇用契約書を作成し、時給の説明や給与の支払日、支払方法、休憩や食事に関することなど必要事項を説明します。従業員名簿も作成し、これには緊急時の連絡先、給与の振込口座、ユニフォームのサイズなどを記載しておきます。

導入指導

導入指導では、オーナーや店長が新人のP/Aに対して自店の経営方針を理解してもらい、従業員として接客時の心構えなどの意識づけをすることが重要です。

そして次に店内のルールを具体的に一つひとつ説明します。

これらが終了した後、基礎訓練として発声練習やサービスの基本用語と言い方などの訓練を行います。これらの基礎訓練は継続して行うようにしましょう。

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最終内容確認 2018年2月