什器・備品費:楽器、機材、付属品、テーブルや椅子など
広告宣伝費:ホームページ作成、SNS広告、近隣へのチラシ投函など
楽器や機材を揃えようとすると、多額の開業資金が必要になる。購入する機材を絞ることで初期費用を抑えられる。
以下、開業資金と運転資金を表にまとめた(参考)。
※ここでは主にアコースティック楽器(電気を使わない生楽器)の練習で、1部屋1人~4人利用の小規模音楽スタジオの想定。
音楽スタジオは防音工事や楽器の購入などで初期費用はかかるが、運転資金は少なく済むケースが多い。受付や決済でシステムを活用すれば、人件費が抑えられコスト削減につながる。
売上計画と損益イメージ
音楽スタジオを開業した場合の1年間の収支をシミュレーションしてみよう。
年間の収入から支出(上記運転資金例)を引いた損益は下記のようになる。
初めにどのようなコンセプトの音楽スタジオにするのか、しっかり設定することが重要だ。それにより、扱う楽器の種類や部屋の広さ、用意する設備が異なってくる。ターゲットが通いやすい立地にスタジオをつくることも重要になる。
楽器の練習やレコーディングだけでなく、オプションとして音楽レッスンを設けるのも戦略の1つだろう。大人の音楽教室として楽器演奏やボイストレーニングは需要がある。また、子どもの習い事としてピアノやリトミック(音楽で感性や表現力を育てる教育法)も人気が高い。大手音楽教室では、条件をクリアすれば直営スタジオとして運営することが可能なため、提携を検討してみても良いだろう。
音楽スタジオは、平日昼の稼働率が低く、売り上げを伸ばす上で課題となる。例えば入園前の幼児や退職後の世代を狙った施策を講じるなどして、稼働率を上げていきたい。
※開業資金、売上計画、損益イメージなどの数値は、開業状況等により異なります。
(本シリーズのレポートは作成時点における情報を元にした一般的な内容のものであるため、開業を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)