オンライン媒体などでは単価が極端に低い案件もある
常に新しい媒体や消費行動に対する理解が必要
開業の5ステップ
コピーライターに役立つ資格
コピーライターになるために取得が必要な資格というものは存在しない。ただし、知識・経験に加え、斬新で柔軟な発想や戦略立案の能力、創造力、コミュニケーション力などが求められる。ここでは、コピーライターを目指すにあたって関連する資格を紹介する。
まず、WEBライティング関連であれば、2つの資格が存在する。
一般社団法人日本WEBライティング協会では、WEBライティングに関する正確な情報やノウハウを提供することにより、わかりやすく効果的かつSEOに有利な文章作成技法の啓蒙と普及を行い、WEBサイトの内容の充実と質の向上に寄与することを目的とした「WEBライティング能力検定」という技術者資格の付与事業に携わっている。
また、一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会も、クラウドソーシングで働くために必要なビジネスマナーや基礎知識、文章作成技術などを身に付けることを狙いとした「WEBライティング技能検定」を実施している。
さらに、株式会社クラウドワークスが認定するライティングテスト「WEBライター検定」や、一般社団法人全日本SEO協会主催の「SEO検定」、株式会社サーティファイが手がける「ビジネス著作権検定」も参考になる。
各種スクールに通うことも選択肢としてはあり得るが、キャリアのスタートとしては広告代理店や広告制作会社に勤めて経験を積むほうが、その後の人脈形成や営業活動につながるだろう。一方、コピーライター関連の受賞経験は、キャリアのアピールとして有効だ。月刊『宣伝会議』主催の宣伝会議賞、東京コピーライターズクラブ主催のTCC賞などに挑戦してみてもよいだろう。
コピーライターの売上の背景
経済産業省が発表する「特定サービス産業動態統計調査」の直近のデータによれば、マスコミ4媒体(新聞・雑誌・テレビ・ラジオ)の売り上げは明らかに減少・衰退傾向にあり、対してインターネット広告費は上昇傾向で、媒体単体でみればテレビ広告を上回る勢いだ。
これからコピーライターとして開業する場合には、むしろインターネット広告にフォーカスした戦略が必要となってくるだろうし、営業や人脈作りのアプローチも、最初からオンラインベースで開拓するほうが効率的だ。
企業の広報担当者は、印刷媒体やインターネット・コンテンツの制作を依頼する場合でも、それらをより効果的に展開するために、オンライン上で拡散され話題に上がるような提案も常に求めている。普段から自身のSNSや動画共有サイトで情報発信し話題を投げかけていれば、コピーライターの立場からも、実証的にこうしたプロモーションの提案が可能となるのだ。
日進月歩で変化するメディアの状況を的確に把握しながら、コピーライターとしての係わり方も検証を重ねる事が、継続的な売上を維持するためには必要だ。
▼マスコミ4媒体とインターネット広告売上比較
出典:経済産業省「特定サービス産業動態統計調査・広告業」のデータを使用し、独自に作図した
開業資金と黒字企業の例
※開業資金、売上計画、損益イメージなどの数値は、開業状況等により異なります。
(本シリーズのレポートは作成時点における情報を元にした一般的な内容のものであるため、開業を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)