売上高のアップを図ることも必要だが、コストコントロールにより収益力を確保することが必要。
差別化戦略としては、「高付加価値化」と「低価格化」に二極化している。「高付加価値化」は大都市における好立地での収益を重視した戦略として効果があり、「低価格化」は若者層の多い地域での売上高を確保する戦略として効果がある。
開業の10ステップ
「食品衛生責任者」と保健所の「営業許可」も
調理営業を基本とするファストフード店の開業には、「食品衛生責任者」の設置が義務付けられている。各都道府県知事等が定める養成講座を受講(調理師や栄養士等の有資格者は不要)すれば取得できるため、開業までに済ませておくこと。その上で保健所の営業許可取得も必須だ。
開業資金
新規に店舗を取得する場合には、物件取得費や賃貸料のほかに壁紙の張り替え、電気工事・照明設備の設置、水回りの工事などの内装工事が必要だ。ただし、フランチャイズ店の場合は、契約後にフランチャイズの本部と一緒に物件を探すことになるため、自分の好みの場所で開業をすることが難しい場合が多いので注意すること。こうした費用のほかに加盟金や保証金などを本部に支払う必要がある。
運転資金については、家賃や原材料費、光熱費などのほか、フランチャイズ本部に対してロイヤリティや広告宣伝費などを支払う。
また、次のような細かい支出もある(一例)。
従業員の採用
フランチャイズ経営の場合、店長が一人で店を回していくのは難しいと考えたほうがよい。
従業員を採用する場合、パート(主婦層が多い)かアルバイト(若年層が多い)といった雇用形態がほとんどである。アルバイト・パートの募集は研修期間を考えて、開店日の1か月前くらいが目安となる。
※開業資金の数値は、出店状況等により異なります。
(本シリーズのレポートは作成時点における情報を元にした一般的な内容のものであるため、開業を検討される際には別途、専門家にも相談されることをお勧めします。)