2004年の創業以来、「想いを形にする」観光と食のプロデュースを通じて、「食と健康」の両面から鳥取発の地域ブランドを創生することを目標に掲げている。また、鳥取のブランドであるマンガの手法をベースにした女性ターゲットの新商品開発や、「貴婦人になれる町・鳥取」のコンセプト設定など、地域活性化策と顧客ニーズに対応した新サービスの開発を目指している。
マンガの活用では、「華貴婦人(はなきふじん)」4姉妹という独自のキャラクターを設定した。「ゲゲゲの鬼太郎」「名探偵コナン」などマンガ王国である鳥取でも、女性を主人公とするイメージが浮かばない。そこで、鳥取市内にある白亜の洋館で、国の重要文化財となっている「仁風閣(じんぷうかく)」をモチーフに、4姉妹が登場する「とっとり山の手物語 華貴婦人」というオリジナルのマンガを制作した。ロココ調の華やかないでたちの4姉妹を活用し、鳥取発のブランド「華貴婦人」として商品・サービスのブランドイメージを広げている。
商品としては、鮮やかな赤が特徴のビーツの色素を使ったピンクの商品群を販売している。2014年に第一弾として「ピンク華麗(カレー)」を発売した。鳥取県は1世帯あたりのカレーの消費量・購入金額が多いことから、カレーで鳥取を盛り上げようという県の呼びかけに応えたもの。ピンクはもちろん貴婦人をイメージした色。続いて「ピンク醤油」を開発し、2015年7月にパリで開催された「ジャパンエキスポ」では、鳥取県ブースで2つの商品を展示した。ピンクはインパクトがある色だが、見た目の華やかさだけでなく、味や健康面でもしっかりとした商品に仕上げている。植物由来の色づけとなっており、みやげ商品として人気が高く、海外からも好評価をいただいている。
このほか、わさびやマヨネーズ、酒などがあり、昨年12月には、ピンクの化粧品「ブリリアントオランジュリー」を発売した。「ジェンダーレス」をキーワードにし、女性だけでなく、皮脂が多く水分が少ない男性の肌も意識して開発された商品だ。鳥取県の平井伸治知事にも「ぜひ使ってください」とプレゼントした。