大阪万博に続き、同社は1985年のつくば科学万博、さらに地元開催である2005年の愛知万博にも出展。Xスタンパーも記念スタンプ用に多くのパビリオンに設置された。とくに愛知万博では、大阪万博と同様、日が経つにつれてXスタンパーの評判が広がり、開幕当初は50館ほどだった設置パビリオンが最終的には130館以上に増加。会期中に3度インク補充を担当した向井室長は「1度目は会場内を眺める余裕があったが、最後はスタンプの設置数も大幅に増加し、さらにありがたいことにスタンプも大変人気となったおかげで補充作業を終えるのに精いっぱいだった」と振り返る。
また補充の際にはこんな想いも感じた。社員が交代で毎日インクを補充しているにもかかわらず、翌日には明らかに薄くなっているスタンプがあったという。「1000回、2000回はインクが薄くなったり、かすれたりすることなく、問題なく使用できるはず。各パビリオンで毎日、何千回もXスタンパーが使われたのだな、と実感した」と向井室長。万博という一大イベントでXスタンパーは多くの人が手に取り、その便利さを体験した証しである。
なお、2025年の大阪・関西万博への関わりについては現時点では白紙とのこと。今後は何か話があれば検討していく可能性はあるようだ。