食品や水産物などを加工するロボットシステムや省人省力化機械設備の企画・開発・製造・販売を行っている。1977年に父の佐藤厚・現会長が創業した。北海道釧路市は当時、全国有数の漁場ということもあり、水産加工業が盛んな地域だった。その作業の多くが人の手による過酷なものであり、そうした作業を楽にできないかと考え、食品加工機械の製造業を創業した。
例えば鮭を包丁でさばく場合、まず頭を切り取り、開腹して内臓や魚卵を分離する。力仕事である上、熟練が必要な作業だ。これを鮭専用ヘッドカット専用機「オートヘッダー」と、自動で開腹して内臓・卵をきれいに分離回収する「ガッターマシン」を用いれば、素人でもさばくことができ、大幅な省力化が可能だ。さらに「ヘッダーガッター連続処理システム」を使えば、1台でヘッドカットから内臓処理まで自動で連続処理する。
このほかにも、魚卵を潰すことなく短時間で大量のいくらの分離が可能な「鮭鱒用魚卵セパレーター」や、希望の重量・幅・長さを設定して生魚をセットするだけで定貫切りを実現する世界初の生魚定貫切り装置「スーパープロフェッショナル」、殻・ミミ・ウロ・貝柱を自動で分離する世界初のホタテ貝生剥き装置「オートシェラー」など、ユニークな装置を商品化している。先代は加工機械が専門ではなかったが、いわゆるアイデアマンであり、会社を発展させていくことができたのだろう。
コロナ対策としては、出社時の検温・アルコール消毒の徹底や、在宅勤務、出社時間の変更、さらには無利子融資などを活用した。ただ2020年12月期の売上高は約16億円と、それほど大きくは落ち込まなかった。というのも、当社の製品は受注から納品までのリードタイムが約半年ほどあり、コロナ禍前の19年度下期の受注が多かったためだ。一方で2021年12月期は20年度の受注に影響されるため、20%程度の落ち込みを予想している。